リーディング・ワークショップアプローチの普及について考えると
読書ノートの過渡的なもの(練習)としてのワークシート、または読書ノートの代替物としてワークシートという選択肢があったほうがいいと思う。なかなか自分のクラスだけ読書ノートを書かせるというのが難しいという状況でもワークシートならハードルがとても低い。学習内容の目標は共通でも方法は各々の先生にまかせるというのは私立学校に限らず場所によってはあるから、そこならいきなり読書ノートを導入できるかもしれない。でもそうじゃないところもたくさんあるからです。ワークシートで練習してから読書ノートというのもありだと想う。リテラチャーサークルのロールシートからブッククラブに移行していくみたいに。


ノートの優れたデザインを考えると、読書ノートがベストだとは思います。


ただ図書の時間に読ませるだけではなくて、ワークシートだったり読書ノートだったり手紙だったり、いろいろな読み方があるけれど思考を表す場が必要だということ。それは根本的にはよりよく読むためです。評価は自分を知るためにあります。書くということは自分をより知っていくことですし、自分をより確かにすることです。それはよりよく読むことに重なっています。最終的には自分の読み方、やりやすい方法でいいのだろうけれど、書(描)かないと自分の読むことを深めていくことは困難だろうと思います。


算数と同じ、自分のはかせどんがある。自分の合った方法でより賢明に幸せに生きられるようになればよしですね。人それぞれ。