Archives - 内田樹の研究室
内田樹さんがNAM運動について書いていて、面白かったです。
やはりNAM運動は上手くいかなかったのか。
10年前くらいに知ってどうなるのかなって思っていたのだけど、
かなりはやくに上手くいかなくなってしまったみたい…。
柄谷さんの思想史の認識はかなり正確そうなので、
その部分はとても勉強になります。
カント的な倫理の要請は具体的には、
今の資本主義社会の中では、人権、福祉に現れると思う。
あとサードウェーブみたいな流れ。
『倫理21』のおかげで、教育についても、
今の政治についてよりよく考えることができたと思う。そういう意味では、すごくいい本です。
自由で平等な生産者の連合は拡大せずに終ってしまったのか。
代わりにとなるもので、倫理的な社会はどんなものになるのだろうかって、
カントの手段としてだけではなく目的として扱えという倫理の要請から考えれば、
方向性だけなら分かるか。
僕はこの原理に納得なので、それをふまえて政策などについて考えたいと思う。
短期的な視野で、未来の他者を犠牲にするような政策はよくない。