イーガン

教育に心理学は役立つか―ピアジェ、プラトンと科学的心理学

教育に心理学は役立つか―ピアジェ、プラトンと科学的心理学


プラトンが、キャシーさんや、ペスタロッチ、フレーベルなどと同じ教育上の主張をしていて驚いた。歴史的にいろいろな優れた人が同じことを主張しているのは意味があると思う。


・カントとデュルケムの道徳論に戻りたいと思った。


・主語が省略されているところで、イーガンが考えてるところなのか、プラトンの考えているところなのか、文脈からも解釈できないところがあった。


プラトンの主張はキャシーさんたちによって裏付けれたんだなあ。プラント(プラトン)の観察と思考は正しかったのだ。


・問題意識が牧口先生とイーガンは似ている。


・心理学もここ20年間くらいで進歩して、教育に積極的な意味が生まれてきたのかもしれない。それまでは消極的な意味しかなかったのかも。


・教育学は教育現象の観察から考えようっていう態度。脳科学は自然科学で、それはどうしぜんがあるのか記述するもの。それを教育実践に繋げるはけっこう難しい。心理学も同じ。これも心理現象を記述するもの。教育は価値から離れていないので、教育の法則は〜するべきであると当為で表される。自然を記述し分かったことから裏付けられるという消極的な意味に留まるかもしれない。迂遠であるというか、現場の人が研究することではない。


・イーガンを読んで、はじめてかもしれない。まだ生きている方ではじめて、教育学として新しく有効だと思えるような理論に出会ったかも。ヴィゴツキーの理論などはあるけれど、もういない方だから。心理学はどちらかというと現場の人が言って来たことを裏付ける以上の意味は僕が不勉強なのもあるけれど、なかったかな。イーガンがはじめてじゃないなあ。プロジェクトアドベンチャーもそうかな。どうなんだろう。とにかくそういう嬉しい出会いがたまに訪れます。でも、新しいとか古いとか実践する視点からは意味ないな。新しくても古くてもいいから、価値創造したいのだ。