うれしかったこと

この仕事していて、
前は本を読まない子だったけれど、よく読むようになりましたと保護者の方が教えてくれることがあって、そういう変容はうれしいです。同じ学校に残って、そういった子が自分の手を離れてからも、本を読んでくれていることが分かって、最近、さらにうれしかった。しかし中には読まなくなっていく子もいると思う。


アトウェルの学校がすごいと思うのは幼稚園から中学生まで、歯磨きを習慣とさせるみたいに、読み書きをさせるようになっているところだと思う。させるというか(その部分もあるだろう)、ほとんどの子にはとっては自然に読み書きが習慣となるような環境。あこがれるな。


習慣って強烈な力がある。さすがに幼稚園から中学校まで、本物の本を読むことを毎日続けていれば、自然に(自然とは言えないか)本を読む人に育つと思います。



読まなくなって行く子を2年間、三年間今の僕が担任しても、読むようにはならないかもしれない。ただ少しは読めるようにはなると思う。それなりの量を読むし、精読も学習するからです。
このうれしかったことが、すごくうれしいのは、一年間でも習慣付けらることの証明でもあるからだと思う。人によるところもあるけれど。一年間でも、その中の経験がその子によってうまくつみ重ねられると、そのあとも習慣として持続するみたい。一年間でも、工夫すれば習慣づけることができる。リーディング・ワークショップの精度をもっと高めていきたい。誰でもは難しいかもしれないけれど、できるだけ多くの子に本を読むことを伝えたい。



たまに他のクラスの子も本を借りにきてくれることがある。
昨日は他の学年で担任したことない子が本を借りにきて話していると、読書記録の紙が欲しいと言われた。僕が今年度学級で使っている読書記録の紙を説明して渡したのですが、読書記録の紙を自分から求める子は、はじめてで、びっくりしました。そういったこともうれしかった。一言、「読書記録を書き終えたらまたおいで。新しいのあげるね。」と言えればよかった。それに今年度の子の見せて、もう少し丁寧に説明できていればよかった。