「学問は綱渡りや皿回しとは違う。芸を覚えるのは末のことである。人間が出来るのが目的である。大小の区別のつく、軽重の等差を知る。好悪の判然する、善悪の分界を呑み込んだ、賢愚、真偽、正邪の批判を謬まらざる大丈夫が出来上がるのが目的である。」(夏目漱石

ショーペンハウアーは、判断力が一番最後についてくるんだと指摘してたけど、ほんとそのとおりだと思う。自分だって迷ってばかりで(でも少し分かってきたこともある)。