読書 佐藤優の「公明党」論: A Transformative Force:The Emergence of Komeito as a Driver of Japanese Politics

勢いだけの話ではないのがいいです。やはりさすが佐藤優さん。


日本共産党に対する見解が独特というか、池田先生のトインビー対談を踏襲したような感じ。マルクス主義共産主義を一つの宗教として捉えている。その観点から公明党日本共産党を比較してました。
でもそんな単純ではないように思う(佐藤さんは僕よりもずっと日本共産党について理解しているのだろうけれど・・・。ちゃんと学びたいと思って、立花隆の本を買って確か実家に積読状態)。


日本共産党に対する評価が、中島岳志さんとは、だいぶ違う。そこも面白いところだけど、自分なりに考えていこうと思う。


公明党は、自民党と一緒に嘘っぱちの放言が目立つがそれなりに仕事をしているのも確かなのかもしれない。しかし、結果をいくらか出したとしても、嘘で支持者や、公明党が大衆とともに死んでいくという「大衆」を騙していいということにはならない。佐藤さんは、嘘に対する批判が一切ないけれど、嘘は政治の前提ということなのかもしれない。または佐藤さんが公明ファンだからあえてしないのか。



小選挙区は僕の場合は軸がはっきりしているので、消去法で一人の方に決まるのですが、比例をどうするか迷っています。今日、期日前に行こうかと思ったけど、あと一週間悩むことにします。


あのイラク戦争の時に、戦争をやめるように外交努力をしたことが書かれている。本当にそんなことをしていたのか。そうなら、当時にもっとアピールすればよかったと思うけれど、していたのだろうか。ちゃんとアピールしてくれていたら、自分は余計に悩まないで済んだかもしれない。このことでものすごく悩んで勉強したのだから。



確かに公明抜きの自民だったら、全然違った法律ができていたのも確かだと思う。ブレーキ役に全くなっていないという指摘があるけれど言い過ぎなのかもしれない。