「よい人と一生安らかにいたとて、
一生この世の栄耀をつくしたとて、
所詮は旅出する身の上だもの、
すべて一場の夢さ、一生に何を見たとて。」
(小川亮作訳『ルバイヤート』岩波文庫、P25)
「君も、われも、やがて身と魂が分れよう。
塚の上には一基ずつの瓦が立とう。
そしてまたわれらの骨が朽ちたころ、
その土で新しい塚の瓦が焼かれよう。」
(ウマル・ハイヤーム著、小川亮作訳『ルバイヤート』岩波書店、P53)
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