はるかな国の兄弟

はるかな国の兄弟 (岩波少年文庫 85)

はるかな国の兄弟 (岩波少年文庫 85)

はじめてのリンドグレーン。深くておもしろいお話でした。気持ちはわかるけど、最後の主人公の少年たちの生き方には反対です。気持ちはわかるけど、安易な気がします。違う生き方もできるかと。でも、現実でもよくありうる、向き合うべき大切な問題だと思います。だから、子どもたちに読ませたくないということはないです。友だちと共有すると話し合いが盛り上がりそうな物語です。読まずにおいた河合隼雄氏のこの話についての文章を読んでみようと思います。最後のほうは、問題提起として、とてもいいと思います。クエスチョナーやりたい。子どもたちの考えを聞きたいです。


う〜ん、反対だと安易に言うのが、想像力が欠如していて、軽々しいかもしれません。結局、自分もその立場だったらと考えると、簡単には、反対だと言い切れない気持ちも出てきます。

よく考えたら、重い、問いかけが…。