チームワークの極意

第三文明4月号のチームワークの極意という記事があったので、気になったところメモ。

海老名香葉子(初代林家三平の奥さんらしいです)
「絆は待っているだけでは育たないものです。余計なおせっかいでもかまわない。まず自分から人とかかわってこそ、人とつながっていくのだと思います。」

「一緒に泣いたり、笑ったり、叱ったりしてこそ、情がわくんです。よそいきの言葉じゃダメですね。本音じゃないと。」


中島孝
「チームとは目標のための組織」
「チームにはリーダーとミッション・目標が欠かせません。
 チームの優先順位トップは目標を達成することです。仲のよさ、居心地のよさというのは、かならずしも必要ではありません。
 日本代表のキャプテンを務めた東京や来るとスワローズの宮元慎也選手が語っていたことですが、ヤクルトが優勝した年は、チャンスに凡打すると怖くて帰りたくないと思うほど、ペンチの雰囲気が真剣だったそうです。
 本気で目標に向かうからこそ、手を抜くことが許されない、いい意味での緊張感が生まれる。互いがよきライバル関係を築き、競い合うなかで、一人では出せない力が出せる。そうした力がチームにはあります」
チームに「仲のよさ」「居心地のよさ」が必要ではない、こういう考え方もあるんですね。僕はチームとしての最高の状態を求めるならば、それらは必要不可欠だと思います。「仲のよさ」「居心地のよさ」と「いい意味での真剣さ」は両立できると思う。

ホウレンソウのコツ
「①事実と想像を分ける
想像や推測を交えて報告すると、聞いた側は正確な判断ができません。事実のみを伝えることを基本として、推測を伝える場合も『これは推測ですが〜』と明言して話しましょう。
②途中経過も逐次報告する
結果報告だけでなく、途中経過についても報告しましょう。たとえ変化がなくても『変化がない』というのも大切な情報なのです。
③悪い情報ほどすぐに報告
危機やリスクをはらんだ悪い情報ほど、いち早く報告すべきです。ボヤのうちなら消せますが、大火事になっては消せなくなります。
④結論から報告する
上司や先輩は忙しいものです。結論から先に伝え、時間があれば詳しく説明するようにしましょう。」


二宮清純(スポーツジャーナリスト)
チームワークがいいチームというのは、仲がよいのでしょうか。
「そうともかぎりません。
 どことはいいませんが、強いけれど仲が悪いチームもありましたよ(笑)。」
「アマは和して勝ち、プロは勝ちて和す
 その通りだと思います。勝利という目標を共有していれば、必要以上に仲よくすることはありません。緊張感を失い、お互いの失敗を許し合うような”なあなあ”のチームは決して強くなれません。」
仲がいいだけではいいチームにはならないということですね。


鎌田浩き(京都大学教授・火山学者)
「チーム単位ではなく『一対一』の関係性が基本」
フレームワーク(価値観)どの違いの橋渡しをする人をブリッジマンというらしい。「ブリッジマンの技術」という本が出版されています。

「相手のフレームワークを知るための基本は、相手の話をよく聞き、『相手の関心に関心を持つ』ことです。『相手に関心を持つ』のではなく、『相手が関心を持っていることに関心』を持つこと大切です。」
「変えられるのは自分だけ」アドラー

ブリッジマンになるための4ステップ
①人それぞれフレームワークが異なることを理解する
②相手のフレームワークがどう違うのかを探る
③自分を一時的に変えて、相手のフレームワークに合わせる
④自分こそがブリッジマンになる