慈悲

「仏教のはたらきは、慈悲をもってもととしている。慈悲ほど強いものは世にないのである」
「友人にむかって忠告し、子どもに向かって訓育する。部下を指導し、先輩にたいして礼をもって仕えるとしても、その行動の奥に深い深い慈悲の心を蔵するならば、その行動は、説明もなく、証明する者がなくとも、相手にいっさいがかならず通ずるものである」
「『慈』とは、他に楽しみを与えることであり、『悲』とは、他の苦しみを抜くことをいうのである」『慈悲論』戸田城聖より