政権交代

政権交代は、不思議じゃないようで、凄く不思議で残念です。
不思議じゃないというのは、
長年の自民党中心の政権に対する不満(これは僕もあります)から、
変えてみたいという国民の気持ちを強く感じたということです。


それで民主党が未知数とかおっしゃっている方がいたのですが、
今の鳩山代表の言動と、民主党マニフェストを見る限りだいたいどうなるかわかるし、期待できませんでした。調べようがないですが、自公政権の政策よりも生活と景気が確実に悪くなるだろうと僕は思いました。
党の代表である鳩山氏は、政権交代の前から偽装献金問題でお金の疑惑があるし、一部ですがその周りを支えている人たちも似たようなものです。基本は人なので、この時点で期待できないです。これだけで、あれだけ民主党が圧勝できたのが凄く不思議です。マニフェストのベクトルと逆で、ここを厳しく責めないのはなぜだろうと思います。天下りをなくす、企業献金を禁止するなど、自らがお金に汚いのにできるのでしょうか。


マニフェストの予算を組み替えてムダをなくして財源を用意するといっても、配偶者控除の廃止は増税だし、児童手当の廃止で財源の企業負担はなくなるし(これは大企業が有利な政策です)、全体として素人が見ても、財源が不明で政策は稚拙な感じで、予測される大きな増税の負担の割にはたいした恩恵を国民が得られなさそうだし、高速道路の無料化はメリットよりもデメリットが大きいと思いました。鳩山政権でたしかに大きく変わると思いますが、生活と景気が悪化して、財政再建がさらに難しくなって、これから働く若い人たちや、これから生まれてくる子どもたちに大きな禍根の残すのではないかと心配してます。


でも政権交代するんですから、来年度の必要な財源を約束通りきっちり無駄遣いをなくすことで用意して、少しでも悪くならないようにしてもらいたいです。あまり信じてませんが、できることをして、信じて待ちます。民主党には野党の意見も聞いて協力できるとところは協力して、政策の足りないところ、悪いところは改善していってほしいです。そういうことができると少しは信頼できると思います。


たまに相談する(政治のことを相談したことはないですが)政治通の人は「これから再び失われた10年が続くことになる。間違いありません。」とおっしゃっていました。僕にはそこまでの確信はありませんが、民主党議員の言動と政策を知れば知るほど僕の不安は増加しました。不確定な未来(でも民主党の描く未来にいいなあというものをあまり感じません。)に対してこれ以上グダグダいってもしょうがないので、自分のできることをやります。


比例代表を80議席削減するらしいですが、今よりも国民の声がますます反映されなくなる。もう政権交代が決まってからじゃ遅いけど残念だ。それに自民党民主党も好きじゃないし、信用できない人が多いので、この人たちの割合が国会で増えるのが嫌です。中選挙区制にして、全体の議席を減らしてほしいが、それは遠い可能性の話か。