読書 ああ無情

ああ無情―少年少女世界名作の森〈1〉

ああ無情―少年少女世界名作の森〈1〉

この物語自体は8回目くらいかもしれない。もう覚えてないくらいです。
今回も胸を打ちぬかれました。いつも同じ場面で感動するのですが、特に今回はエポニーヌがかわいそうだった。細かいところがよく見えるようになってきた。


この本を使って(この辻訳が絶妙な編集と翻訳だと思う。4年リテラチャーサークルで使ったことがある本))、
スローリーディングとガイデッドリーディング、あとリーディングワークショップの優れた読書家の読み方のミニレッスンなどをミックスした授業にチャレンジしようかと思います。道徳の時間を使おうかと思う。思いやり、正直とか、道徳の目標に合致する内容だから問題ないだろうと思います。


スローリーディングの特徴は、要約したりいろいろやるみたいだけど、たしか追体験にある。
フランス文学追体験は難しい…。そういう意味では「坊ちゃん」もいいと思ったけれど、自分があまり感動しなかったからな。でもまた読んでみようかなと思っています。
フランスパンをおいしそうに食べるシーンがあれば、
フランスパンでも用意したいけどないからね。ぶどう酒が出てくるからみんなで乾杯とか(笑)。冗談ですけど。その時代の芸術、例えばゴヤの絵やショパンの話が注で出てくるので、その芸術を体験したり、王政とか共和制をクラスで体験してみるとおもしろいかもしれない(どうやってやるかわからないけど。今日は一日王政で行こうとか…。どうなっちゃうんだろう…。自分が王様をやればいいのか。)。


ガイデッドリーディングは、
例えば「格子」という小学生には難しい言葉が出てきたら、
この本には辞書的な一般的な意味が載っているので、
あとは格子の写真でその言葉の説明を補足するなどして、読むことをガイドしようと思う。ちゃんとガイドすればみんな読めると思う。最初は自分の範読で途中で一人読みとガイデッドリーディングで音読に分けてもいいと思う。自信ない子は自分と一緒に読めばいいです。




いろいろやりながらゆっくりというよりは読み方を学びつつ、丁寧に全部読めればいいかなと思う。