リーディングプロジェクト

「リーディングプロジェクトとは、最初の学期が終わるまでに、ほぼ毎日2週間程度続く短いユニットを組んで教室に本を読むことを学び、それが、学校以外での生活にも生涯にわたってかかわっているということを子どもたちに教えることです。
『教室で学んでいることを、どのようにして自分が本を読むことに活かしていきますか?』という質問を投げかけてみましょう。
 これは極めて大切な質問なので、学年の最後にはしたくありません。ときには冗談めかして、『本を読むことを土台にした生活を築く学習』と呼びますが、この呼び名で呼びたくなるほど重要な学習なのです」『リーディングワークショップ』p209

リーディングプロジェクトは総合的な課題だと思います。

『教科と総合に活かすポートフォリオ評価法―新たな評価基準の創出に向けて』によると、まず大切なのはテーマらしい。


テーマは、
「生活に読書を!!」ということだと思います。
「本を読むことを土台にした生活を築く」このままでもいいと思う。このほうがしっくりくる。

次に重要目標設定。


子どもと一緒にルーブリックを作っている時間は今回なさそうなので、自分が創るべし。


総合的な読書力が求められると思う。


まずは抽象的でいいので求められる力を考えてみます。


・課題設定力(その前の振り返りを含める読む力が問われる)
・自己評価力
メタ認知能力
・読みのストラテジーを使う力
・要約力
・パラグラフライティング
・事実と意見の区別


うーん、これは読む力を総合的に問われるパフォーマンス課題だと思う。読めると必然的に考えが生まれ、それを試すために可視化するので書く力も問われる。


アメリカの小学校に学ぶ英語の書き方

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この本のinverted traiangleというのは読んだことのアウトプット(作文)の指導にめちゃ使えそうです。これを教えて、この課題のアプトプットでそのままあゆみの作文も評価しちゃおう。


「逆向き設計」で確かな学力を保障する

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パフォーマンス課題だから、この本を再読してまた考えてみよう。ただ教科の単元のデザインの話。リーディングプロジェクトって読書を土台とした生活、生き方、学び方を問う課題だと思う。そこを見る必要があるのかな…。



http://www.nier.go.jp/kaihatsu/hyoukakijun/shou/0201_k_kokugo.pdf
国立教育政策研究所の評価基準
ここの中学年などの評価基準で問われているようなことをほとんど問われるのがリーディングプロジェクトだと思う。高度。読む能力を目標の一番上にある一文でまとめてあることそのものを問われる。
「目的に応じ内容をとらえながら、本や文章を読み、自分の考えを明確にしている。」
結局この「自分の考えを明確にしている。」という部分は書くことでしかテストできないです。


『本を読むことを土台にした生活を築く学習』
これはどうしたら成功と言えるのか具体的にしないといけない。
自分で課題設定して(自分のテーマをもてる、これがスタートだしとても重要だと思う)、ルーブリックと学習計画を考え、資料を集め、本を読んで、自分の考えを作文にして明確する。そして最後にそれまでの過程と結果を振り返る。

・自分に関連が深い探求できるテーマをもつことができる(課題設定力)
・課題解決のための計画をたてることができる。調べる方法など。
・目的に応じて資料を収集できる。
・読んでレポートにして書くことで自分の考えを明確にする。そこで事実と自分の考えをしっかりと区別して書くこと。段落を意識してはじめ、中、終わりの構成で自分の考え、理由づけ、例示などの内容を書いて説得力のある文章になっていること。
・図書館で目的に応じた本を予約して借りることができる。


いっぱい項目があって分かりにくいのはダメかなと思う。
「自分で課題設定して(自分のテーマをもてる、これがスタートだしとても重要だと思う)、ルーブリックと学習計画を考え、資料を集め、本や文章を読んで、自分の考えを作文にして明確する(具体的には事実と自分の考えをしっかりと区別して書くこと、段落を意識してはじめ、中、終わりの構成で自分の考え、理由づけ、例示などの内容を書いて説得力のある文章になっていることなど)。そして最後にそれまでの過程と結果を振り返る(この時点やもっと前に検討会があるといいのかもしれない)。」とりあえずこれができればOKというか。


おおまかに何ができればいいのか分かってきました。


短くいうと、
「目的に応じ内容をとらえながら、本や文章を読み、自分の考えを明確にしている。」この前半を少し変えて、「自分でテーマ(課題)を設定し、本や文章を読み、自分の考えを明確にしている」こんな感じかな。