読書 カラマーゾフンの兄弟

今回で読むのが3回目。


30代になってからはじめて。
経験が変わると読みは変わってくる。
十代のころはアリョーシャに憧れていました。


身近にはいないような人物に出会って
自分の世界を広げられることが
ドストエフスキーの文学の魅力だと思います。
10代のころすごい衝撃でした。黒澤明監督が19歳までに
カラマーゾフの兄弟」などのドストエフスキーの文学を読んだほうがいいという話は納得です。


お話のはじめの
おおまかな状況設定の説明。かなりながいけれど面白い。

アリョーシャは「変人」。
その変人に憧れた。すてきな青年です。
はじめて読んだとき彼は年上だった。


未完の第二部でアリョーシャは社会主義の革命家になる予定だったとどこかで読んだことがある。
今回の最後の亀山先生の解説などをふくめてこの先読み進めるの楽しみです。



新訳いいですね。
中学3年生くらいならなんとか読めそうです。



高校凄の時にカラマーゾフの兄弟は授業中に読んでいました。懐かしいです。その国語の授業では平均点以上にテストの点数をとったのに単位をとれませんでしたが…。あれのおかげで卒業がぎりぎりで大変だった。僕の高校は単位制だったのです。どれだけ授業態度の配点が高いんだって話です。思い出すと腹立ちますが、アリョーシャのことを思い出しても許せない。寝てるか本を読んでいるかでほぼ授業を無視をしていたので、酷い生徒だったと思います。しかし合わないものは合わないのです。それで苦しんだことも今の子どもたちの時にも思い出して、関わり方に反映していると思います。合わなくてつまらないものはつまらないのです。どの子にとってもです。



落とした単位の授業、国語とヒップホップのダンスの授業。ヒップホップはふつうについていけなかった(笑)。途中で逃げ出しました。


あの時は高校を退学するぎりぎりのところまでいきました。でもそれを止めてくれるお母さんの友だちがいたのでした。その人にタイに連れて行ってもらったことがなつかしい。タイ人の家に泊まらせてもらった。あの子たちは元気かな。今は二十代の大人になっているはずです。