先にご飯を食べてきた。ちょっとカラマーゾフを読み進める。
- 作者: ドストエフスキー
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: Kindle版
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イワンは今で言うと統合失調症かもしれない。
イワンが見てしまう悪魔(幻想)との対話。
悪魔のセリフ
「君はやっぱり、ぼくらのいまの地球のことばかり考えているんですね! だって、もしかしたら、いまの地球自体、もう十億回も繰り返されているのかもしれなんですよ。そう、いったん寿命を終えて、凍りついて、ひび割れて、粉々に砕けて、構成元素に分解して、それからまた、大気にわけのわからない溶媒が満ちて、それからまたまた彗星が現れて、またまた太陽が現れて、またまた太陽から地球が生まれて――ひょっとしたらすでに無限回繰り返されてきたかもしれないんんです。なにもかも、寸分たがわず、まるきり同じかたちですよ。こいつはちょっとやりきれないぐらい、退屈きわまる話じゃないですか……」p379項
同じようなことを自分も考えるのだけど、高校の時に読んでいるから、ここがきっかけかも。
このセリフはイワンの不信仰を表しているみたい。
キリスト教では不信仰になるのかな。
このセリフは、
どちらかというと法華経の世界観に合致しているかもしれない。
このセリフの後には『ファウスト』の引用。
「自分が悪を望んでいるのにやっていることは善ばかり」