■賢人は八風と申して八のかぜにをかされぬを賢人と申すなり、利(うるおい)・衰(おとろえ)・毀(やぶれ)・誉(ほまれ)・称(たたえ)・譏(そしり)・苦(くるしみ)・楽(たのしみ)なり
 (四条金吾殿御返事、1151ページ)

〈通解〉
 賢人は八風といって八種の風に侵されないのを
賢人というのである。八風とは利(うるおい)・衰(おとろえ)・毀(やぶれ)・誉(ほまれ)・称(たたえ)・譏(そしり)・苦(くるしみ)・楽(たのしみ)である。


時間がたって考えればはこうすればよかったと考えることはある。
しかし過去はもうない。限りある時間のある中で心も体も最善を尽くすだけ。