「頭と本がぶつかって
空虚な音がしたばあい、
その原因は頭と本の
一体どちらにあるのだろう?」
(リヒテンベルク)
読み手の問題ですね。本の問題でもある。読み手と本の関係性の問題。
世界との関係もそうかもしれないですね。
よく学んできた人って反応が違う…。
善い心もわかるだろうし、悪い人のこともよくわかるのだろう。
なかなか気づけないことを教えてくれる。
よく研いだ包丁みたいに磨いた心でありたいとは思うけれど、そこから遠い自分。
良書ってやはりすごく大事。
読み手の問題で良書は悪くない。
良書ってこちらが打てば打つほど響いてくる。
逆の本は打っても打っても響かない。空虚。
ベートーベンとかモーツァルトとかバッハがわからないのは、
聴き手の問題だと誰かが言っていたことを思い出します。
ベートーベンとかバッハっていうのは普遍的な『美』の価値を教えてくれるものだと、たしか斎藤正二先生が言われていた。価値は教えてもらうものだって。