Tさん

「文学部廃止」「道徳教育の強化」----よけいなこと考えんと、上の言うとうりしてたらええねん。
それが、どれほど個人のパフォーマンス悪くするか、どれほど創造性を削除するか?

二つ並べてみると、
その考えの浅はかさがさらによくわかる。
僕もそれなりに特に大学時代、
人文社会科学の本をいろいろ学んできて、そう思う。


哲学、歴史学、社会科学、文学、法学など、それらから学べることがどれだけ多いか。

その価値が分からない人たちが国の大事なことを決めている。残念なことです。
教育基本法にある目的や理念についての理解が凄く浅いのだと思う。
たぶん真面目に古典を読むなど、
人文社会科学を探究してきていない。
だから歴史認識が浅く、先人の知恵や、その価値が分からない。

「学問は綱渡りや皿回しとは違う。芸を覚えるのは末のことである。人間が出来るのが目的である。大小の区別のつく、軽重の等差を知る。好悪の判然する、善悪の分界を呑み込んだ、賢愚、真偽、正邪の批判を謬まらざる大丈夫が出来上がるのが目的である。」夏目漱石


「文学部廃止」「道徳教育の強化」こういう発想の人たちが、国の予算や法律を決めている。