平和安全法制

思考停止にならないのが大切だと思う。
僕は自分と意見が違う人の考えも考えつつ、自分の意見をもつことが大切だと思う。


今のところ、安保法案にも、原発の再稼働にも僕は反対です。
デモには行かないけれど、反対する人の論理や気持ちに共感します。
その自分の意見は変わるかもしれないけれど、たぶん変わりそうにないです。


新三要件は無駄ではないだろう。ないよりはマシかもしれない(ただ言葉の性質を考えると、あまり意味はないかもしれない、今回のプロセスがそれを物語っていると思う。)。ただ自衛権を個別と集団に分別するならば、憲法で違反とされる集団的自衛権を行使できる方向に変える法律であることは間違いないと思う。


五十歩百歩という言葉がある。この五十歩の違いが決定的に重要だと僕も思う。
柄谷氏や坂口安吾氏、高崎隆治氏が物事を見つめる目のように。



平和安全法制整備法案要綱と国際平和支援法案全文:時事ドットコム


日蓮みたいな証拠主義の科学的態度を大切にしたい。
なかなかいろいろな方面で勉強できないけれど、できる範囲で考えることを続けたい。


平和安全法制等の整備について


新三要件を見ながら、
ここ40年くらいの歴史で、
ベトナム戦争イラク戦争などを思い出す。
大量破壊兵器の存在を理由に戦争を起こし(結局、なかった)、
アメリカ兵は、何の罪もないイラクのふつうの人たちを殺すことになった。
ベトナム戦争ではおとなりの韓国の軍隊が集団的自衛権の行使の中で、多くの韓国の若者の命を失い、またベトナムの人たちを虐殺することになった。


いろいろなところで言われる後方支援の問題、前方と後方の区別が難しいことなど、もっともだと思う。第二次世界大戦後の戦争を考える。
多くの憲法学者憲法違反とする(自分が読んでもそう思う)法律を通してしまうこと、そのこと自体がその新三要件や、前方と後方の区別などをさらに信頼できなくさせていると思う。


僕は憲法改正にも安保法案にもやはり反対。


僕は憲法改正には基本反対ですが(加憲の必要性についてまだ判断できないです)、
もし今回の法案を成立させるなら、憲法改正の手続きが必要になると考えます。
選挙で選ばれたとしても、政治家ができる仕事は憲法の範囲内だけです。
順番が違う。こういうなし崩し的なやり方はよくないと思う。
法案自体にも、プロセスにも納得ができないです。




安倍内閣が昨年7月に閣議決定した集団的自衛権を使う際の前提条件。(1)密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある〈存立危機事態〉(2)我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がない(3)必要最小限度の実力行使にとどまる――の3点からなる。

https://kotobank.jp/word/武力行使の新3要件-896928