夏目漱石先生、
いろいろ真実を見極めるのは難しいです。
分からないことは分からない。推論は推論。せめてこの区別だけでもとも思う。
あと知ろうする努力。

「学問は綱渡りや皿回しとは違う。芸を覚えるのは末のことである。人間が出来るのが目的である。大小の区別のつく、軽重の等差を知る。好悪の判然する、善悪の分界を呑み込んだ、賢愚、真偽、正邪の批判を謬まらざる大丈夫が出来上がるのが目的である。」夏目漱石


昨日の見たNHKのビデオ。疲れていて細かいところが頭が入ってこなかったけれど、映像は分かりやす。もう一度見たい。

ヨウ素131は半減期が短いので、事故当時拡散したものが、今はほとんど確認できない。それに事故直後の時に検査、調査が十分にできなかったために、どれだけヨウソ131によって人々が被爆しているのか分からないことが多い(なぜ十分に検査できなかったのだろうか。)。しかし事故から数年、集めたデータを繋げ合わせてシュミレーションするなど、まだ不明なことは不明のままだが、新しく分かってきたデータや、事故でどれくらいの放射性物質が飛散したのかなどあるていど正確に計算することができる。ただしあくまでモデルからのシュミレーションだと科学者は断っていることもあったが、新しく分かった事実もあるようです。

昨日見た番組によると
ヨウ素131の初期被爆の子どもの最大の被爆量(シュミレーション)が六十何ミリシーベルトかだった記憶。聞き間違っているかもしれないからまた映像で確認したい。最大の、最悪の状況でシュミレーションするのが国際的なスタンダードなんだって。確かに、推定だけど最大がある程度でも正確に分かるだけでもだいぶ違う。


チェルノブイリとは違うけれど、はじめの方の映像でチェルノブイリの子どもたちや若者の甲状腺のガンの手術の痕が痛々しかった。


NHKスペシャル「空白の初期被ばく ~消えたヨウ素131を追う~」 – @動画