実践者の本と研究者の本。

例えば大村はまを研究した本と、
大村はまの本はまず役割が違うと思う。
だから一概にはどちらがいいとは言えない。
(そりゃあ、そうか。牧口常三郎の本と、例えば伊藤貴雄先生や斎藤正二先生の研究では役割が全然違う。それぞれ価値がある。研究者はおそらく本人が気づかないレベル、知らないレベルのことを伝えてくれることがある。)


しかし自分の目的から考えると大村はまの本のほうがいい。
僕は実践の向上を最上の目的としているから。


僕の場合は何よりも、まず優先すべきは、
アトウェル、牧口常三郎など、現場の人の考えたこと、本だと判断する。


しかし研究者の仕事でしかできないこともあると思うし、
プロの研究者だからできることもあると思う。
ここ数年で学んだ事例でとてもためになったのは認知科学の基礎研究の成果などです。
特にアナロジーについて。



実践者の本と研究者の本。
分けられずに交差することもよくある。
役割が違うから、どちらに重きがあるのがいいとか悪いとか普遍的には言えない。