第六天の魔王。
己心の権力性、他者を思い通りにしようとする精神。
己心にある権力の魔性に気づくこと。
この心がいっぱい出ている人と関わっていると悲しい気持ちになる。
この命がいっぱい出ている人たちは、
誰に対しても、人を思い通りにできると考えている。
それができないと怒りだす。
また自分の考えが絶対に正しいと思いこんでいるので、
疑問をはさむだけでも怒り出す。自分の暴力性に気づいていない。
前にも書いたけれど、
法華経を生命の比喩と読む読み方がある。
第六天の魔王とは命の働きを例えたものだ。そう読むこともできる。
まずこういう命に自覚的になることが大切だと思う。
こういう命は誰でも持っていると考える。
僕も子どもたちが思った通りにならなくて
イライラすることがある、それはこの命の現れかもしれない。
そんな時にこの第六天の魔王とデカルトの言葉を思い出したい。
本当に自由になるのは自分だけしかないだろう。
子どもたちを支えるためにいろいろなことをするけれど、
思った通りにならないこともたくさんある。
それを受け止めて、考え行動し続けようと思います。