フーコー講義集成12

プラトンにとって、
民主制か専制かどちらを選ぶかは問題ではなく、
どちらの体制であれ、それをどのようにふさわしく機能させることができるか、ということが問題だったらしい。p330


その前の問いも大事だと思うけれど、さすがプラトンは問いが違うと思った。
確かに民主制がその体制にふさわしく機能していない時に、もろもろのよくないことが起きたと思う。
ナチス、日本のハンセン病の隔離政策、アパルトヘイトなどの人種差別政策など。


だからどのようにふさわしく機能させるかという問いは、
民主制に生きる人、すべてに問われているのだと思った。