原点

牧口常三郎
牧口先生はすごい。
今も知れば知るほど新しく深いと思う。この哲学や理論を実践の中で探究したい。
戸田先生の教育実践も宝の山。
ジンメル
思ってもみなかった光を投げかけれてくれる思想があるっていうけれど、まさにそれ。
②岩瀬直樹・吉田新一郎『効果10倍学びの技法』を読んだこと
これを読んで小学校の教員になろうと思いました。RWとの出会い。今からだいたい10年前。リテラチャーサークルの実践を読んで、これなら子どもたちを読書に導けると思いました。
③カイさん(甲斐崎博史先生)の学級を見たこと
本物のPAの哲学があるクラスをこの目で見ることができました。幸運。作家の時間もブッククラブも。
④失業して生まれたチャンスに、はじめて英語の教育書を何冊かを読み通したこと
フランキーシバーソンらの本を含めて、確か2、3冊読んだ。
この一月は大きかった。当時謎に包まれていたリーディング・ワークショップの教育実践に対してかなり具体的にイメージをもつことができた。ここから教育分野の英語の原典をリーディング・ワークショップとライティング・ワークショップの本を中心に何十冊か読んだと思う。ほとんど話せないけれど、仕事関連の英語を読むにはあまり困らなくなった。時間がかかかるけど読めるようになった。
⑤類推(アナロジー)の研究の大御所であるゲントナーが来日した時に講演を聴けたこと。ここで言われていたことが見事に牧口とアトウェルの実践と重なった(その重なりに気づいたのは、この講演の数年後)。先端の認知科学と、最高峰の教育者たちの理論と実践が繋がったのだ。
⑥東京コミュニティスクールを参観できたこと。
ここの探究学習は本物中の本物だった。いくらかでも近づければいいけれど…。
⑦あすこまさんとナンシー・アトウェルの『インザミドル』を読んだこと
アトウェルと牧口の実践との類似性に気づいたけれど、それにしてもアトウェルは国語科の教師として凄い実践の人だった。教育の分野でも良書ってあって、あまりたくさんの本に手を出すよりもこういう人の本をじっくり読んだほうがいいと思う。
⑧この原点と仕事に関連することで教育雑誌に原稿を書けたこと。
貴重な経験ができた。編集者の方とやり取りしながら短いものだけど、書けました。
一人で好き勝手にアウトプットしていたのと違うから、うれしいし、よかった。
学んできたものが少しでも認められてよかった。




・前年度、ヘルバルトの類化作用と牧口常三郎の文型応用主義を意識して、
算数の問題配列を組み直して、授業してみた。
やはり同じ時間で、より高度な問題に多くの子が立ち向かえるようになったと思う。そこの地域の実力テストの問題よりも結果的にもう一ひねりした問題まで授業で扱った。やったのは一単元だけでした。だからすべての単元の組み立てをこの理論から見直したい。ちょっとアクティブラーニングとは違う方向かもしれない。問題も作らないといけないし時間がかかる。


・算数ワークショップも深めたい。類化作用、文型応用主義とも重なるけど違う。両立できるのか。


・類化&文型応用主義×リーディング&ライティング・ワークショップの実践を提案したい。バラバラにはそれぞれレポートを書いたけれど、一本に融合したい。その時に全部書き直したい。これを本にしたいかもしれない。原稿を書いて出版社に持っていってみようかな。相手にされないかもしれないけれど、チャレンジしたい。



・算数に関しては自分自身がその教科についての知識をもっと深めないといけないし、国語にしても新たな教材の発掘のために動かないといけない。算数も教科書のアレンジでやれる文型応用主義みたいなのは提案できたらいいな。この教材(学習材)を発掘するというのが決定的に大事だと思う。



今の立場は校務分掌が少ないし、悪いことばかりじゃない(僕はリン任だから各分掌のリーダー的な役割にはたぶんならない。そのこともあって、学校の仕事があまり身に付かないけど…)。
時間を工夫して創って、実践研究を深めよう。
興味があること、好きなことを振り返っていたら、いくらか気分が明るくなってきた。



はやく寝て楽しく試験を受けてこよう。