2009-10-05から1日間の記事一覧

ヘッセ

「二人の友情関係を物語とした少し長めの『内と外』は、二つの顔を持つ、陶製の像をモティーフにして、内面と外面の二次元的対立の枠組みを誤りとして突き崩す神秘的思考の優位を語る。その思考は魔術と呼ばれているが、この「魔術はヘッセの作品を解くキー…

正直者

・http://blog.goo.ne.jp/ima-event ポレポレ東中野で「正直者はバカを見ない」というイベントがありました。自分は行ってないんだけど、このイベントの感想で紹介されている田口ランディさんの言葉に希望を感じた。 「遺伝子の90%は眠っているけれど、ス…

ゲーテ

時間を短くするのは何か 活動だ 時間をだらだら長びかせるのは何か 怠惰だ 借金を背負いこませるのは何か 停滞と受身だ 利益を得させるのは何か 左顧右眄せぬこと 名誉を受けさせるのは何か なにくそだ 『ゲーテ詩集』井上正蔵、白鳳社より 左顧右眄(さこう…

キルゲゴール

時間 「時の流れのある一点からある一点まで。」 三省堂提供『大辞林 第二版』より 永遠 「始めもなく終わりもなく果てしなくながく続くこと。」 岩波書店『広辞苑』第五版より 「その本性においては永遠なる神が、まさにその本性とは反対なものである時間の…

人生の旅

五月十二日 「(十三) 自分はこの世に定住しているのではなく、この世を通り過ぎているのだ、ということを忘れないようにするがよい。」トルストイ『文読む月日』北御門二郎訳

五月二十四日 (一)神は愛ではない。愛は人間における神の顕現の一つである。 〈七)人生の目的はそのあらゆる現象に愛の刻印を押すことであり、徐々に悪しき生活を善き生活に変えてゆくことであり――つまり真実の生活の創造であり(なんとなれば愛の生活の…