ポジティブ心理学

つよい子を育てるこころのワクチン―メゲない、キレない、ウツにならないABC思考法

つよい子を育てるこころのワクチン―メゲない、キレない、ウツにならないABC思考法

ポジティブ心理学の本。

基本は、ABC思考法を使う。

A(うまくいかない状況)
B(Aに対する考えや思い)
C(結果、つまりどのように感じて行動するか)

考えや思いの基本的パターン

永続的=この原因は永久につづくものだ。
一時的=この原因は変えることができる。またはその場だけのものだ。

全面的=この原因は多くの状況に影響をあたえる。
限定的=この原因は二〜三の状況だけに影響をあたえる。

自分化=自分のせいだ。
自分化しない=他人や状況のせいだ。


全部自分のせいだ
ずっと悪いことが続く
こういった悲観的な考えを撃退する。

ABCモデルに新しい項目をプラスする

D(反論)
E(元気づけ)

例を読むとE(元気づけ)は、反論の結果です。

効果的な反論を支える四本の柱

①「証拠集め」
②「違う考えを探すこと」
③「破局化しない」
うまくいかない事態が何を意味しているのかを正確に評価する。
悲観思考の人は、最悪の事態に向けて、「もし〜だったら」の連鎖を始めます。
それ対して、
三つのことを自問する。

・「起こりうる最悪のできごとはどのようなものだろうか」
・「それが起こりうる可能性はどのくらいか?」
・「起こりうる最善のできごとはDのようなことだおるか」

十中八九、最悪の結果、最善の結果も起きない。実際には、その間のどこかになる。

④計画(まず、最も起こりうる結末に対する計画。そして最善の場合と最悪の場合に対する計画)



本を読んで数日、このABCの枠組みを使うことで、
かなり意識的に、自分を冷静に分析できました。
ある出来事が起きて、
自分はある考えをもって、
ある結果(感情や行動)がでた。

でも、実際には、様々な証拠(事実)があって、
違う考えや解釈ができた。
その結果、ある人や未来に対して楽観的な感情を持つことできた。

最近、人に対して嫌な感情を持ちそうになったのですが、
結果としては、感謝の気持ちをもつことできました。

もともと楽観的な性格もあるし、無意識にやっていたような気がしますが、でも意識的にできることはいいことだと思います。

バケツとひしゃくの理論の本の話で導入をして、
このABCモデルの授業できそう。メタ認知能力の向上に効果がありそうですし、Bの部分次第でかなり人生が変わってしまうので、授業にする価値はあると思いました。