つよい子を育てるこころのワクチン―メゲない、キレない、ウツにならないABC思考法
- 作者: マーティンセリグマン,リサジェイコックス,ジェーンギラム,Martin E.P. Seligman,Lisa Jaycox,Karen Reivich,Jane Gillham,枝廣淳子,カレンレイビック
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
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ポジティブ心理学の本。
基本は、ABC思考法を使う。
A(うまくいかない状況)
B(Aに対する考えや思い)
C(結果、つまりどのように感じて行動するか)
考えや思いの基本的パターン
永続的=この原因は永久につづくものだ。
一時的=この原因は変えることができる。またはその場だけのものだ。
全面的=この原因は多くの状況に影響をあたえる。
限定的=この原因は二〜三の状況だけに影響をあたえる。
自分化=自分のせいだ。
自分化しない=他人や状況のせいだ。
全部自分のせいだ
ずっと悪いことが続く
こういった悲観的な考えを撃退する。
ABCモデルに新しい項目をプラスする
D(反論)
E(元気づけ)
例を読むとE(元気づけ)は、反論の結果です。
効果的な反論を支える四本の柱
①「証拠集め」
②「違う考えを探すこと」
③「破局化しない」
うまくいかない事態が何を意味しているのかを正確に評価する。
悲観思考の人は、最悪の事態に向けて、「もし〜だったら」の連鎖を始めます。
それ対して、
三つのことを自問する。
・「起こりうる最悪のできごとはどのようなものだろうか」
・「それが起こりうる可能性はどのくらいか?」
・「起こりうる最善のできごとはDのようなことだおるか」
十中八九、最悪の結果、最善の結果も起きない。実際には、その間のどこかになる。
④計画(まず、最も起こりうる結末に対する計画。そして最善の場合と最悪の場合に対する計画)
本を読んで数日、このABCの枠組みを使うことで、
かなり意識的に、自分を冷静に分析できました。
ある出来事が起きて、
自分はある考えをもって、
ある結果(感情や行動)がでた。
でも、実際には、様々な証拠(事実)があって、
違う考えや解釈ができた。
その結果、ある人や未来に対して楽観的な感情を持つことできた。
最近、人に対して嫌な感情を持ちそうになったのですが、
結果としては、感謝の気持ちをもつことできました。
もともと楽観的な性格もあるし、無意識にやっていたような気がしますが、でも意識的にできることはいいことだと思います。
バケツとひしゃくの理論の本の話で導入をして、
このABCモデルの授業できそう。メタ認知能力の向上に効果がありそうですし、Bの部分次第でかなり人生が変わってしまうので、授業にする価値はあると思いました。