高田渡 / 生活の柄
これは最近はじめて聞いた歌です。
http://uk.youtube.com/watch?v=slSfx1De-D4
極寒の夜空の下におられる
路上生活者の方たちのことを考えます。
ちょっとの物音でも目が覚めてしまって
眠れないというお話を最近よく思い出します。
「生活の柄」 作曲 高田渡 詩 山之口漠
歩き疲れては夜空と陸との
隙間にもぐり込んで
このごろは眠れない
陸を敷いては眠れない
草に埋もれては寝たのです
ところかまわず寝たのです
夜空の下では眠れない
揺り起こされては眠れない
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ 寝たのですが
歩き疲れ 寝たのですが
眠れないのです
眠れないのです
そんな僕の生活の柄が夏向きなのでしょうか?
寝たかと思うと寝たかと思うと
またも冷気にからかわれて
秋は
秋からは 浮浪者のままでは眠れない
秋は
秋からは 浮浪者のままでは眠れない
高田渡 / 鉱夫の祈り