動画 Aung San Suu Kyi - Jane Birkin

ジェーンバーキン、家にベスト盤が一枚あります。
その人については全然知りませんでしたが、
凄く立派な方だと最近知ることができました。
ビルマについては心が痛いです。
映像の最後にある
アウンサンスーチーの言葉が胸に刺さります。

Aung San Suu Kyi - Jane Birkin

知人の方のブログが凄く勉強なりましたので、
以下転載致します。少しずづ内容が違うものを二つ。

==========================================

Jane Birkinって、
何で有名なんでしょうか?

日本ではHermesのバッグの名前で有名になっちゃったけど、
1960年代、「イェイェ・ガール・ムーブメント」の一人として、
巨星(日本でいえば、まさに寺山修司)セルジュ・ゲンスブールと、
公私共に協力しながら、 世界的ヒット曲を連発しました(写真左のころ)。

そして、今でも、フランスを代表する歌手であり
俳優ですね。
完全にフランスのvariétéアイコンになってます。

Birkinは日本ではエルメスのカバンの名前で有名ですが、
Birkin自身はブランドとかファッションとか、美容とかに、
ずっと強固に反対の姿勢を取っています(写真右)。

ファンはそういう彼女の姿勢を支持してるんですよね。

彼女は、ぼろぼろの大きな粗末なカゴ(ブランド品どころか、
なんとバッグでもなかった、単なるカゴ)に、 なんでも放り込む。
それを無造作に持って外出する。

あるとき、偶然、飛行機の中で、
そういう彼女の姿を見つけたHermesの社長が、
何でも無造作に放り込めるバッグをつくろうと考えて、
つくったのが、Birkinバッグです。

第一号はJane Birkinにプレゼントされたんですが、
彼女は、好意はありがたく受け取りつつも、
バッグをぼろぼろにしました。

かっこいい。

さて、本題に入ります。

ちなみに、彼女はアムネスティの公式スポンサーであり、
しかも有力アクテヴィストでもあります。

一度、彼女の公式ウェブサイトみてください。
http://www.janebirkin.net/

これがフランス随一のアーチストの姿勢。

今回、新しいアルバムがでました。
"Enfants D'hiver(冬の子どもたち)"

このなかの一曲、
"Aung San Suu Kyii "(「アウン・サン・スー・チー」)
の曲とビデオが先行で公開されて、
世界中で話題になってます。

2007年9月のデモ弾圧直後、
彼女は、亡命中のビルマ国民連合政府(亡命政権)の、
セイン・ウェイン首相とともに、
フランス大統領にビルマ軍事政府への支援を止めるように、
直訴し、ビルマ大使館へのデモの先頭に立ちました。

今回、日本語字幕付きのヴァージョンが発表され、
YouTubeで観れます。

ビルマの現状、
少年兵、子どもたちを襲う伝染病と飢餓などなど、
がよく分かる内容の映像であり、
Janeの歌詞も胸に刺さります。

ビルマに眠るレアメタルや、石油の利権を求めて、
中国、ロシア、アメリカが、
軍事独裁政権を見逃している現状は、
憂慮すべきです。

=======================================





=======================================

Jane Birkinって、
何で有名なんでしょうか?

残念ながら日本ではHermesのバッグの名前で有名になっちゃったけど、
アントニオーニ監督のスウィンギング・ロンドン(1960年代中盤)を背景にした、enfant terribleを描いた"Blowup"で主演した知性派女優さん。

ちなみに、この映画はなんとなんとハービー・ハンコック音楽監督で、
劇中にヤードバーズも登場し、しかも、
ジェフ・ベックジミー・ペイジのツインリード時代の貴重な演奏を、
披露してます。

この映画はイタリアの巨匠アントニオーニが監督した初めての英語映画、
アルゼンチンのJulio Cortázarが原作。

イタリア、アルゼンチン、イギリスと、
当時の学生を中心とした、
反抗の連帯が世界に広がった当時の雰囲気が感じられますね。

そして、Birkinはフランスに渡り、
「イェイェ・ガール・ムーブメント」の一人として、
巨星(日本でいえば、まさに寺山修司)セルジュ・ゲンスブールと、
公私共に協力しながら、
ヒット曲を連発するのです。

Birkinは日本ではHermesのカバンの代表として有名ですが、
Birkin自身はブランドとかファッションとか、美容とかに、
ずっと反対の強固な姿勢を取っています。

彼女は、ぼろぼろの大きな粗末なカゴ(なんとバッグでもなかった)に、
なんでも放り込む。それを無造作に持って外出する。

あるとき、偶然、飛行機の中で、
そういう彼女の姿を見つけたHermesの社長が、
何でも無造作に放り込めるバッグをつくろうと考えて、
つくったのが、Birkinバッグです。

第一号はJane Birkinにプレゼントされたんですが、
彼女は、好意はありがたく受け取りつつも、
バッグは、その粗末なカゴと同じようにローテーションで、
ぼろぼろに使ったのです。

かっこいい。

どこかのブランドが銀座とか六本木に出来たからと、
そのオープニングに言って喜んでいる、
どこかの国のアホたちとはえらい違い。

ちなみに、彼女はアムネスティの公式スポンサーであり、
しかも有力アクテヴィストでもあります。

彼女の公式ウェブサイトみてください。
http://www.janebirkin.net/

どこかの国の、「今日何食べましたw」などという、
ブログを書いて、何十万というページビュー得ている輩、
そしてそれを喜んで見ている輩とは違いますね。
他人の日記見て何が得れるのか。

何を発信しようというのか。

こういう文化的積み重ねがあるところと、
それがない国の違いはほんとに大きい。

1980年代、パリは移民、難民を受け入れ、
(もちろん、それに反対する勢力もあった)
パリは、PeterGabrielの世界的野外音楽祭WOMADとともに、
今のワールド・ミュージックの隆盛の基をつくります。

ライも、リンガラも、
パリ経由で世界に広がって行きました。

実は、Birkinは、1980年代からそのような、
移民、難民の支援活動を続け、
移民、難民のミュージシャンとコラボレーションし、
いくつものいいアルバムだしていきます。

かつて、セルジュ・ゲンスブールとともに、
ある意味、その当時の「反抗する若者」という、
世界的な潮流を先取りする音楽を作って行ったのですが、
その時できた曲を、アラブやベドウィン
そしてブラックアフリカのアーチストとともに、
リメイクしていくんですが、
これがいいんです。

今の世界的潮流。
世界の多元化、第三世界の反抗と連帯に読み替えて行ってるんです。

昔のオリジナル、ゲンスブールバージョンで、
ゲンスブールが歌うだけ、そこに劇中劇の形で、
Birkinがからむという手の込んだ作品。
http://uk.youtube.com/watch?v=DLhlrmg71XY

それが、ライ風の今のバージョン。
ニュースステーションに出たときの貴重な映像です。

http://uk.youtube.com/watch?v=by1Q_8AEkfA

これは、フランソワーズ・アルディとのデュオ。
知性派2人にやられました。

http://uk.youtube.com/watch?v=tOrztDJLwZo

これどうですか?なんとベックとのデュオです。
http://uk.youtube.com/watch?v=seLS8M3hK-c

============================================