勝負脳

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

『勝負脳の鍛え方』より

「勝負脳とは、勝負に勝つための戦略を練る知能」

おすすめ記憶法

1.人の話はできるだけ興味を持って、感動して聞くようにする。
興味をもてるようには努力してます。

2.覚える内容にも興味を持ち、好きなるようにする。
これもそうなるように努力してます。しかし、無理なことも多い。

3.長時間の学習はできるだけ避け、時間を限定して集中して覚える。

4.覚える内容を、自分の得意のものと関連づける。

5.声にだして覚える。
これも、よくやった

6.覚える内容について、自分で独自に考え、勉強する。

7.覚えたものは、その日のうちに一度、目を閉じて声に出してみる。


勝負脳の鍛え方

1、サイコバネティックス理論を応用せよ
人間が成功するかは現象の受け取りかたしだい(サイバネティックス理論)
①できるだけ陽気にふるまう
②他人に好意的にふるまう
③そうでありたいと思っている自分になったつもりで行動する
④悲観的なことは考えない

目的を達成するために
①目的と目標を明確にする
目的と目標をしっかり区別する。目的=結果に執着しない。勝つためどのようなゲームプランを立て、何を目標に戦いを進めていくかというプロセスに常に気持ちを集中させることが、結果として目的達成につながる。
②目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する
自分はここまで達成しているけれど、ここが不十分だと認めることが大切。→問題解決方法を追求できる
③目的を達成するまで、その実行を中止しない
「初心忘るべからず」貫く。

①目的と目標を明確にする、②目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する、③目的を達成するまで、その実行を中止しないという三つを守ることができれば、人間は必ず目的を達成する習性を持っているのです。そのことさえ理解していれば、非常に困難と思われたことでも、時間はかかるかもしれませんが必ず達成できます。
(略)
だから、やみくもな「頑張れ」とか「頑張ります」はだめなのです。大きな目的と正確な目標をはっきりと掲げ、目先の損得にとらわれず、初心を大切に達成の努力を持続することが成功につながることを脳は示しています。

2.最初から100パーセント集中せよ

3.相手の攻撃は最大のチャンス
「攻撃には攻撃」

4.相手の長所を打ち砕け
弱点攻めだと行き詰る。本当に勝つのは長所を打ち砕いて勝つときだけである。

5.相手の立場になって勝ち方のイメージをつくれ
かなり負けているとき→「自分の立場で考えても勝ち方のイメージが湧いてこないので、脳の使い方を変えて、相手の立場で現在の状況を考えるのです。このとき、もっとも大切なことは、できるかぎり自分にとって都合よいように考えることです。」

「いま現実に姿が見えない相手を追い越さなければならない、という結果を求めるのではなく、追い抜くためにいまできることは何か、と作戦を考えることに気持ちを集中させるのです」マラソンの例

6.脳の温度上昇に注意
体中に流れる血液を冷やす
自律神経が敏感に反応する場所を冷やす

7.脳の疲労は勝負の大敵
脳の疲労を回復するには、
楽しい会話をする
好きなともだちを思い浮かべながら架空の会話をすることでも疲労が回復する。(高橋尚子選手の例)
性格を明るくする
苦しい状況そのものをすきになる


8.勝負の最中にリラックスするな
「絶対に負けない」「すばらしい戦いをしよう」といった心の高まり
→交感神経の刺激を促す

9.緊張しすぎた時の対処法
①副交感神経を高める
呼吸法の活用
風呂や滝

②伸筋と屈筋の協調を意識する

③笑顔をきたえよ

④結果を意識しない
結果を意識するのではなく、それを達成するために必要な技、作戦に気持ちを集中させるのです。


運動神経をよくする方法――
1)性格を明るくして常に前向きの思考をする
2)常にやる気を持って行動する
3)何事も気持ちを込めておこなう(運動する時以外も)
4)何に対しても勉強し、楽しむ気持ちを持つ
5)感動と悔しさは生きているからこその宝物と考え、大切にする
6)集中力を高める
7)決断と実行を早くする