ひめゆりの少女 リテラチャーサークル

ひめゆりの少女たち (偕成社文庫2043)

ひめゆりの少女たち (偕成社文庫2043)

★★★★☆
沖縄戦の話を読む度に、日本軍の本質を思います。
緊急事態には国民を全然守ってくれないですね。
関西の大地震を思い出します。
政治家の決断・行動が遅かったです。たしか海外の救助隊は、
それで現場に行くことができなかったと聞きました。よく考えたら、政治家などの日本の権力者の決断・行動が遅いのは、沖縄戦の時も今も同じように感じます。
らい予防法の廃止が1996年というのは遅すぎます。しかも、自分からやったことではないと思います。ハンセン病回復者の方々やそれを支援する人たちの戦いがあり実現したことです。
法律をつくる人が、法律を知らないことはないと思います。
しかも、一党で法律を作ったり、修正したり、なくしたりできる権力を持っていたのに、悪法を放置していた、その人格と実力は凄いと思います。責任は重いです。信頼することは難しいです。その当時の党の総理大臣の弟子であり、また幹部であった議員が、違う党の党首になって、何か発言しても基本的に信頼できません。心を入れ替えた姿を見せてくれればいいと思いますが、さらに不信感を増す事実が多いです。国民よりも政局第一です。


どうしたらよくなるのかという話と、
その結論を実行することが大切だと思います。
仕組みにも問題があるかもしれませんが、
政治家などのリーダーが悪いと、
ほんとうに国民が苦しむことになりますね。
どの時代のどこの国の話を聞いても、そう思います。