- 作者: 吉野源三郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1982/11/16
- メディア: 文庫
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再読中。
いろいろなことに興味を喚起できそうだし、
やはりほんとうに凄い作品だと思います。名著。
社会科学や自然科学の橋渡しにもなっています。
学問へ誘ってくれる。学問は明るい。学問は人類の光。
読書を重ねてきた小学校6年生なら、なんとか読めそう。
これは読んでほしいなあ、ほんとうに…。
これを読める読書レベルの小学校6年生を目標にしたいです。
全部理解できなくても、7,8割理解できればいいと思います。
中学生にも高校生にもおすすめの本です。大事なことがたくさん書いてある。これは6年最後の文学サークルの選択肢に入れたいです。入れられるような教育ができればステキだと思います。子どもはもっと高みへ上っていくかもしれないけど、僕の中の小学校教育の読書の分野の頂(目標)としたい本だと思いました。小学校6年生でも読める本で、ここまでいい本はなかなかないのではと思います。小学校6年生向けのブックトークでも紹介されていたし、なんとか読めると思います。ルビが少ないのがネック。もっとルビをふってください、お願いします、岩波書店さん。
「少女ポリアンナ」
「ああ無情」
「君たちはどう生きるか」
★×20で小学生たちへスペシャルにおすすめな作品。若い人にはできるだけ優れた作品に触れほしいです。最初から一流のものに触れたほうがいいという考えに共感します。いい本を読んでると、それが悪書の障壁になってくれると思います。でも、良書をまったく知らないと、悪書に読まれてしまうかもしれないです。
悪書をこう例えた思想家がいたそうです。
「悪書は堕落の使者であり、非行の手引きであり、不幸への落とし穴であり、魔力の毒手である」
読書の最初の時期に本に読まれたときがあったので、わかるような気がします。
自分がしっかりしていれば大丈夫ですが、
悪書は悪い命を引き出す傾向があると思います。
逆に良書は心を耕して、
人間のよき可能性を開発してくれるものだと僕は思います。
ほんとうの良書が悪書だって攻撃されることも歴史にはあります。これを見分けるにもいいものを知っていないと難しいと思います。味とかもそうでしょうね。本当にいい味を知ってないと、わからないっていう。トマトってこんなものだと思っているけど、本当のトマトの味は違うんだという話。