読書 死ぬ瞬間と死後の生

「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)

「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)

敬愛する先輩がおすすめしてくれた素晴らしい本です。


「やりたいことだけをやる、というのは本当にたいせつです。そんなことをしたら貧乏になってしまうかもしれない。車を手放すことになるかもしれない。狭い家に引っ越さなくてはならないかもしれない。でもその代わり、全身全霊で生きることできるのです。世を去るときが近づいたとき、自分の人生を祝福することができるでしょう。人生の目的を達成したのですから。そうでないと、娼婦のような人生を送るはめになります。つまり、なにかある理由のために生きる、ほかの人のご機嫌をとるために生きるはめになります。それでは生きたことにはなりません。したがってこころよい死を迎えることはできないでしょう。(80−81項)

「つまり、人生であなたが何をするかはどうでもいいのです。大切なことはただひとつ、あなたがすることを、愛の心をもってするということです。」(200項)