善と悪の問題

価値を目標に生きるだけなので(世界の平和とすべての人の幸福を的にしているわけだから普通に考えれば何がいけないのかある程度分かる)細かいことは考える必要ないのかもしれないけれど、
久振りに気になって忘れてしまったのもあり、
法華経智慧第三巻』ダイバダッタ品の解説を読む。


『法華玄義』より
「悪によって善あり、悪を離れて善なし」
「悪は是れの資(善を助けるもの)なり。悪なければ、また善もなし」


「そこだね。善と悪とは『実体』ではない。どこまでも『関係』の概念です。
 ゆえに、一人の人間がはじめから善人であるとか決めることはできない。牧口先生は、『善人でも大善に反対すれば直ちに大悪に陥り、悪人でも大悪に反対すれば忽に大善になる』と言われていた」89項


悪と善はどこまでも相対的な問題だと確認。
戸田先生が「絶対悪」と表現されたのは、人間の幸福を的としたときに核兵器が究極の悪であると認識されたからだと思う。どうでもいい細かい話なのかもしれないですが…。