茂木さん 目的   

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kenichiromogi 茂木健一郎
以上、「目的」についての連続ツイートでした。
2分前

kenichiromogi 茂木健一郎
目的(9)行為する時間そのものに没入し、無償にこそ報いを見いだすこと。「目的」から自由になること。「フロー」の喜び。舞踏の実践。そのような内的感覚をつかんでいる人が、もっとも強靱であり、結果としてリヴァイアサンたり得る。
2分前

kenichiromogi 茂木健一郎
目的(8)世の中には、目的と手段、効用をはっきりとうたったビジネス書がたくさんある。市場としては大きいのだろうが、生命哲学上の真理からは遠い。目的はミネルヴァのふくろうのように後から飛び立つのであって、まずは行為そのものに喜びを見いだすことこそ学ぶべきである。
3分前

kenichiromogi 茂木健一郎
目的(7)目的意識がはっきりとしすぎている人、あるいは、人生というものは目的があってそれに向かうことだと考える人と話していて息苦しさを感じるのは、感情的反応というだけでなく、そもそも生きるということはそんなことではないという認識の問題なのだろう。
5分前

kenichiromogi 茂木健一郎
目的(6)ニーチェの舞踏(Tanzen)の概念が生命哲学としてすぐれているのは、それが、目的論から自由であることだ。舞踏においては、目的は自明のことではない。それは、行為する時間そのものに喜びを感じる「フロー」の理論付けであり、フローを哲学的深淵へと接続する。
6分前

kenichiromogi 茂木健一郎
目的(5)ゲームは、あくまでも作られた小世界。実際の生活現場においては、目的は定まらないことも多いし、文脈も単一ではない。無意味だと思われたことが、後になった意味を持ち始めることも多い。
8分前

kenichiromogi 茂木健一郎
目的(4)コンピュータ・ゲームはやっていて楽しいし、私も最近はアングリーバードをトイレに座ってやっている。しかし、ゲームには固有の脆弱性がある。すなわち、目的がはっきりと定められていることだ。
8分前

kenichiromogi 茂木健一郎
目的(3)明確なゴールがないケースが多いからこそ、行為のプロセスそのものが報酬となる「フロー」(チクセントミハイ)が大切になる。ある目標が達成されるから嬉しいのではない。むしろ、目標が明確ではないとしても、その行為に没入する時間そのものが報酬なのである。
9分前

kenichiromogi 茂木健一郎
目的(2)ゴールが達成されると、脳内で報酬系が活動し、強化学習が起こる。大切なメカニズムだが、一方で、それほど小刻みに、明確にゴールが定められているケースは少ない。むしろ、ゴールがない状況でどのように学習が進むかが問題である。
11分前
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kenichiromogi 茂木健一郎
目的(1)人生の問題の一つは、実はゴールがはっきりしていないということだ。大抵の局面において、はっきりとした目的が定まっているわけではない。定まっていたとしても、それは遠かったり、余りにも大きかったりする。
11分前

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読んで思い出したのはたま(バンド)。メンバーの一人がふつうは目標を決めてはじめるけれど、私は違うという話。


目的といえば、崇高な目的のためにチャレンジをする心の中に絶対的な幸福があるトルストイの哲学が自分の心の深遠に錨を下ろしています。これは達成動機のようで達成動機ではない。この瞬間瞬間のチャレンジする心の中に歓喜がある。