読書 新しい科学論

新しい科学論―「事実」は理論をたおせるか (ブルーバックス)

新しい科学論―「事実」は理論をたおせるか (ブルーバックス)

なくしてしまったので再び買いました。最初のほうだけ再読。
やはり推論(帰納と演繹)の説明が分かりやすい。
最後まで時間が許せば再読したい本の一つです。



振り返りは自分を知ることでもあるし、自分を読むことでもあると思う。
学校教育の目的の一つは読む力を育てることだと思います。自分を読む力はメタ認知能力。


テキスト+自分の考え=本を読むこと
データ+一般化=自然を読むこと
資料(またはデータ)+一般化=社会を読むこと
事実+一般化=自分を読むこと



思い出した。たしか自然を読むとは、一神教を信じている科学者の方たちにとっては、神様のメッセージを読むという意味があったという話だったと思う。科学と違う世界観に対する信念のために、気の遠くなるような実験を続けることができたのだと思います。宇宙自体が一つの大きな書物なんだと思います。少しだけしか勉強しなかったけれど、自然って仕組みも存在自体もあまりに不思議です。