- 作者: アマルティアセン,Amartya Sen,加藤幹雄
- 出版社/メーカー: 日本経団連出版
- 発売日: 2009/02
- メディア: 単行本
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日本の歴史考えるとそのことを強く思います。
アマルティアセンは喫緊の課題について明確なビジョンは考え示していました。
中江兆民の方針って、
最近ニュースで読んだスイスみたいだと思った。
自分から外に攻めない。守りに徹する。スイスの徴兵制はいいと思わないけれど、それってかしこい。
中江兆民が言うとおり、
その国の人々のレベルに合った制度しかうまくいかない。
教育のレベルが上がっていくこと以外に根本的な解決はないだろうと思う。それは学校だけの問題ではない。家庭やその他も含めた総合的な教育のレベルのこと。今心ある人たちが制度の現実的な改善へ向けて戦っている。そんな人がいることが希望。でもそれを知って理解してフォローする人が増えていかないと大きく変わっていくことはないと思います。
教育の改善が子どもたちに本当の意味で生きる力、湯浅さんが言われる溜めの一つになる。読書の積み重ねも溜めの一つになるに違いない。
心ある人たちが貧困の中にある人たちの溜めとなっている。
今貧困にないすべての人はただ恵まれているだけだと思う(その人の努力もあるけれど努力ができるための溜があったから努力できる)。
「肝要なことは、われわれ全部が、ひとりひとり各人が、より賢明になることである」(原佑・飯島宗亭「アドラーの書」、『キルゲゴールの講和・遺稿集9』所収)
一人一人が強く賢くなり、団結すれば、上に立つ人間も、威張ったり、不正をしたりできなくなる。平等の関係ができる。