http://www.happyrevolution.net/archives/1920
国連の幸福度調査は、これもショーペンハウワーにつながっている。
「幸福について」新潮文庫
- 作者: ショーペンハウアー,橋本文夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1958/03/12
- メディア: 文庫
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①人のあり方について
考え方、知識、知恵、朗らかな心とか健康な体とかその人の自身のこと。心と体。
ショーペンハウワーの言葉だと
「すなわち最も広い意味での人品、人柄、人物。したがってこのなかには健康、力、美、気質、道徳的気質、知性ならびにその完成が含まれている」
②人の有するものについて
お金とか家とか所有しているもの
「すなわちあらゆる意味での所有物」
③人の与える印象について
信用、名誉、評判、評価など
「人の印象の与え方」
どれも大事なことです。
しかし、
いくらお金があって、名誉を得ている人でも
不幸な人がたくさんいることを容易にイメージできるし、そういう人のことを生きているとよく聞くし、テレビなどで見ることもあります。
この中で一番大切なのは①の人のあり方です。
いくらGDPが世界で一位、二位だとしても、①の心の豊かさなどを犠牲にすれば幸せにはなれないです。
もう1回考えてみると
②は或る程度、または最低限、③はゼロだときついかな…、例えば仕事にならないし、でもそこそこあって、①のことがしっかりしていれば人間は幸せに生きることができると思います。
①を根本的にたいせつにして、②と③も軽視はできないということ。
贅沢な欲求ではなくて生命を維持するための自然的な欲求を満たすための②は必要。
でも③のことで右往左往しないことですね。①がしっかりしてくれば②、③はそのうちついてくる。③はゴッホとかみたいに死んだ後かもしれないけれど…。
こうやって書いて考えてみることはいいこだと思った。
僕は心も体も疎かにしていると思う。もっと丁寧に生きよう。
こういう知識も活用できてはじめて有効か。そういう人は真の賢者。
「真の賢者、いつも喜々としている」トルストイ