http://sankei.jp.msn.com/smp/life/news/131228/edc13122822330002-s.htm
歴史教育を強化するって、どんな歴史教育でしょうか?
一次資料に迫っていくような探究を目指さないとやらないほうがマシです。たんなる歴史だけではなくて歴史学を教えて探究するなら意味があると思います。
歴史学を教えて、その科学的な考え方の土台で学習が進んでいくようではないとあまり意味ないと思う。それは鍵となる概念と大きなテーマや学習内容があって、ある程度、子どもたちが自分で課題設定できるような授業になると思います。小学校の時は気にならなかったけれど中学とか高校の授業がつまらなすぎて、思い出すと嫌な気持ちになってしまう。今までの歴史教育みたいなのが強化されたらかわいそう。それに日本人のアイデンティティってそんなもんもともと存在するの?作られたものでしょ。そんなアイデンティティをわざわざ育まれる必要ないよ。


中学生や高校生だったら、
まずは優れた学者が書いた岩波ジュニア文庫や新書の古典を読んだほうがいいです。それに教科書は地図みたいなもので、それに加えて他の読書で前提知識がある程度できたら、自分で課題設定して、課題解決のために一次資料をあたっていくというプロセスが必要になると思います。2次資料だけでは歴史学になりません。資料の解釈の結果だけ教えられるような歴史教育なんてバカバカしくて吐き気がします。



問いを出すには前提となる知識や経験が必要。
教科書→問題設定→その他の2次資料→問題設定をさらに明確にしたり絞ったりする→1次資料もあたる→すべての資料を総合して推論する→発表やレポートなどでアウトプット。


もし大人になって市民として必要なことは
教科書の知識だけではなくて(こんなんで終わったら意味ないというか逆に有害です)。貴重な10代の若者の時間がもったいないです。)科学的思考であるし、歴史学です。



でもたぶん小学校はある程度、調べる方向に変わっていると思う。
3,4年の社会科はほとんどそうだった。6年生の歴史ははじめての通史。そこからやはり調べ学習(探究学習/テーマ学習)を何本か入れることができる。満遍なく探究なんて大人でもできない。


中学生の歴史でその通史を繰り返していくというのが僕の時代の僕が受けた教育。高校も同じだった。あれは何だったのだろう。歴史学を学んで社会科の先生になるのではないのかもしれない…。