今日は探究学習(テーマ学習)で有名な学校TCSを見学。


でも昨日が丁度テーマ学習の発表会で今日はテーマ学習とテーマ学習の間の特殊な一日だったみたい。普段の国語や算数の学習、またテーマ学習もない日でした。僕は映像でテーマ学習を見たことがあるのと、普段の国語や算数はお話を聴いてだいたいイメージできるので、ある意味たっぷり貴重な経験ができたと思います。豊かにゆっくり時間が流れていく感じだった。


朝の会→1、2,3時間目は外遊び(体育)4,5時間目が子どもたちの会議、6,7時間目が将棋でした。



朝の会

オランダのイエナプラン校のサークル対話はこんな感じだろうと思いました。連絡事項は?ということで子どもとスタッフから連絡。自然に対話している感じだった。語り部といってスピーチをするということもしているみたいで、3人の子たちが自分の学校のことを僕にスピーチしてくれました。自分の学校のいいところをよく認識していて、自分の学び舎が大好きなことがよく伝わってきました。小さい子も雄弁に話します。この子が二年生という感じでした…。僕も語り部を求められたので自己紹介しました。すると校長先生がインターナショナルバカロレアのラーンナープロファイルでは、ぼくが話したことからぼくがどんな人だと分かりますか?と質問したら、子どもたちがたくさん根拠を述べながら自分の考えを述べてくれました。自分の学校を振り返って話していたからリフレクティブ(振り返る人)だと思うとか。僕は話すことが凄く苦手なのですが、自分の気づかないいいところについて自分の話したことを振り返ってメタ認知させてもらいました。一年生、二年生がラーンナーズプロファイルについてよく理解していてびっくりました。ラーンナーズプロファイルはこうやって使わないと身にならないだろうということを強く思いました。僕はほぼのすべてのラーンナーズプロファイルに当てはまるみたいです。自分に自信が無い人なのですがおかげで自信が少しつきました。



1,2,3時間目体育


この時間は公園に出かけました。無邪気に異学年の子どもたちは公園で仲良く遊んでいました。この時間に校長先生とお話をすることができました。普段の授業などについてたくさんお話を伺うことができました。



4,5 会議

子どもたちが自主的に運営。
スキー合宿のレク、入学式の歌など決めていました。
スキー合宿でやりたい遊びを発散。印象的なのは発散したあとに一つ一つの遊びについてみんながちゃんと知っている確認していたこと。特に一年生からいるので分からない子がいれば、六年生などの上級生がやってみせたり、一年生などを入れて一緒にやったりしながら、出来てきた遊びすべてについて確認していました。歌を決めるときに本当にこれでいい?とか他には?とか意見を出し尽くそうという心を感じました。丁寧でコミュニティのメンバーを大切にしているいい会議だと思いました。僕は会議で一番本当に大切なのは参加者の意見を出し尽くす発散だと思うので、それができていたように思えました。


6,7時間目
将棋の大会があるみたいで、みんなで将棋。
最初にスタッフの先生たちが拡大した壁の将棋台でモデルを示していた。子どもたちは一手一手にいろいろことを言っていました。じらされて「ああもうやりたい」というところでみんなで将棋を打ち始めました。20年ぶりくらいですが僕も将棋をやりました。子どもたちにルールを教えてもらって思い出しながら楽しかったです。



子どもたちが学校を好きだということが伝わってきた。やっていることだけではなくて人もふくめてとても魅力的な学校だからだと思います、子どもたちが学校を好きなのは。僕もいつかTCSのようなアトウェルのスクールみたいな学校を作りたいと思いました。



常に「今」しか存在しないので、ああいう時間の流れ方はいいなあと思いました。探究するということは辛いこともあるだろうけれど…。1,二年生の子たちが作ったラーンナーズプロファイルのマークが素晴らしかった。試行錯誤して話をつくして創ったことが伝わってくるステキなデザインだった。



心を動かすストーリーというテーマ学習。映画を実際に創る。
IPADで撮影、IMOVIEで編集。IPADがあれば公立でもクラブ活動で映画クラブ創れると思いました。僕の苦手な分野で僕がやることは一生なさそうですが、あったら楽しそうです。