ポジティブシンキング批判の本で印象に残っている言葉。
「このところ大学では『幸福学科』や『ポジティブ心理学科』を設けるところが急増しているが、大事なのはポジティブ・シンキングではなく批判的思考のスキルを身につけることであって、批判的思考は本来懐疑的なものである。」『ポジティブの病の国アメリカ』バーバラ・エーレンライク


夏目漱石の言葉を思い出します。
「学問は綱渡りや皿回しとは違う。芸を覚えるのは末のことである。人間が出来るのが目的である。大小の区別のつく、軽重の等差を知る。好悪の判然する、善悪の分界を呑み込んだ、賢愚、真偽、正邪の批判を謬まらざる大丈夫が出来上がるのが目的である。」夏目漱石



そうなっているか反省しないといけないと思う、自分の授業。


やはり表現力よりもまず人の話を聴けるとか、読めるというのがより根本的ことだと思う(でも理解するために話したり書いたりするのだけど)。
やはりちゃんと人の話を聴ける人、傾聴できる人が賢いし、思いやりがある。