『きつねのライネケ』読了。ぐいぐい読ませる力は今年度の児童書で一番だったのかもしれないです。怖い!こわくて、ぞーっとしながら読んでいました。これを小学生に読ませることに少し躊躇してしまう内容。昨日の芥川龍之介の『蜜柑』とは同じ世の中の人間を押し出して描いているけれど、対照的でした。「悪のそこまでみきわめよう」という意図がよくわかる作品でした。こういう作品を経験することにどのような意味があるのだろうかと考えてしまいます。読みながら他の作品やいろいろな歴史の出来事など思い出して『蜜柑』で描かれていることも『きつねのライネケ』で描かれていることもそれぞれのこの世の真実だと思った。でもライネケで描かれているみたいに、永遠にこんな世の中だったら絶対に嫌です。嫌だけどそういった側面が人間の歴史になかったことはないのかもしれない。


今日は10時15分起床。
昨日は5時に比べると大きな違い。お寿司と熱燗は美味しいけれど…。

今日もこの時間でやはり少し飲み疲れが残っている。レッドアイにしていたからトマトジュースの効果で二日酔いが酷くはないです。