昨日はだいぶゆっくり休んだ。
体調もよくなりつつある。
- 作者: ロバートウェストール,Robert Westall,原田勝
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1995/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
フィギスみたいな良心だったり、想像力だったり、
そういうものがよりあったのが十代の頃だったり、
大学生の頃のだったりだと思う。
そういう感性が鈍くなっている。
自分の感受性くらい自分で守れという詩を思い出す。
湾岸戦争をテレビで見ているイギリスの家庭を描きながら、
この世界の半分が狂っていると精神科医に語らせるウェストール。
あの後のイラク戦争についても考える。
イラクの少年兵もその両親も僕たちと同じ普通の人。
多国籍軍が善で、フセインらイラクの人たちが悪であると、
描きがちだけど、現実はそんなものではない。
ウェストールは湾岸戦争の後にこの作品を一気に書き上げたという。
それから同じ戦争という悲劇を人類は繰り返している。