歴史学とモンテーニュ

歴史学モンテーニュを突然思い出した。
結局は人の心が曲がっていれば、価値あるものも適切に評価できません。
「 船の櫂が水の中で曲がって見えると彼がいうように、心の卑しい人間の目には、まっすぐな物も歪んで映る。」


卑しさもあるけれど偏見ってこともあるかな。偏見があって、物事を事実の通り見れない。適切に評価できない。



夏目漱石の言葉も思い出します。
「学問は綱渡りや皿回しとは違う。芸を覚えるのは末のことである。人間が出来るのが目的である。大小の区別のつく、軽重の等差を知る。好悪の判然する、善悪の分界を呑み込んだ、賢愚、真偽、正邪の批判を謬まらざる大丈夫が出来上がるのが目的である。」夏目漱石