大人になること

Tさん

峻厳な気持ちというのが、とても大事だと思う。
真面目になる必要はなくて、大人になることが大事。
それは、他者の存在に心を砕くこと。


大人になることって何だろうって考えていたのですが、納得。


認識の部分でもそうだと思う。世の中は複雑だ。
ある政党のある議員がおかしなこと言っていると、
その政党全体がおかしく思えてしまいそうになるけれど、
その政党にも素晴らしい政治家がいるかもしれない。


一部を切り取って、全体を貶めるようなことにも気をつけたいです。
これは誤りであると同時に、人を悲しませることもかもしれない。
それは組織でも人でも同じかもしれない。


何よりも生き方の部分だろう。
自分は幼い、未熟です。Tさんの言葉にはっとさせられる10年間。成長したいです。



認識の部分でも峻厳なのは大事だけど、他者の存在を忘れないように。
僕の場合、認識が峻厳でもないし、気を使えないし、酷いな…。


自分を貶めるのもずるさの表れか、実際そうだからなあ…。
そうか、でも自分に対してもそんなに単純ではない。あたたかく物事を見れるようになろう。



これは悪いことを見ないようにするということでもないと思う。
例えば、ちゃんとアドバイスすることが、その人のためになることもある。
ここでも正解はない。相手によって全部違って、アドバイスすることが相手によい場合もあるし、
アドバイスすることが相手に悪い場合もある(この場合、例えば聞けるような精神状態でなければ、聞けるようになるまで待つとか)。
例えば、認識。




認識は冷静に、あたたかい心、まなざしを失わないように。


やはりブッダは凄い。
柔和の言葉が基本大事。時に厳しい言葉も。難しい…。
さらに奥深くにあることが、他者に心を砕くこと。
小学校でよく出てくる「思いやり」という言葉。


子どもたちの成長ってどこにあるのか、そんなことも考える。
まず自分がそういう姿、行動をできるか問われているな、成人として。
法律上の大人と実際に大人かは違うからなあ…。



縁だなあ。善知識。
Tさん、ヤマノハさん、たくさんの友人や先輩、社会人になってから職場や勉強会で出会った人たち、豊かな縁。心の財。心こそ大切なれだ。



僕の中もいろいろ複雑なんですが、
求められて、助けになれそうなことは、できるだけ協力したいです。
かなり仕事以外やひきこもっているのですが、
今まで学んできた読書教育の研究について
ある場で話してほしいと求めてくれる人がいたので、
まずレポートをデータで送ってたら、すぐに印刷してくれて返事をくれました。
話さないで済むようにレポートを書いていたのですが、
話せるようにも準備しようかな。


この10年間、
はっとすること、成長していないとも思うけれど、
後退しながら前に進んでいることもある。


ああもう時間がにない。祈って出発しなくては。