フランス現代思想史 - 構造主義からデリダ以後へ (中公新書)
- 作者: 岡本裕一朗
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/01/23
- メディア: 新書
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フランス現代思想を無視すれば
見えなくなる問題がある。面白い。
概念がなければ認識できないことがある。
確かにそれが概念装置の役割だ。
プロローグを読み終わり、これからレヴィストロースのところで第一章。
二十代の時、レヴィストロースはブローデルとサンパウロ大学で同僚だったらしい。すごい大学だなあ…。
哲学の役割は概念の創造にあるとのこと。
読み応えのある本でした。
思想の外に時代状況の歴史からも認識が深まってよかった。
ただ同じ入門書でもやはり一人の思想家を扱ったもののほうがよくわかる。
デリダについては、高橋哲哉先生の本で、
実際にデリダがどうプラトンを読んだのか(脱構築したのか)詳細に説明があって分かり易かった。
「プラトンのアルマケイアー」は原文で読んでみたい。
そしてフーコーの著作もはじめて通読できた。
でもおなかいっぱい。しばらくフランス現代思想はもういいかな。
まだ未読のヘーゲルとかハイデガーとか近代の思想家のほうにも興味ある。あと読んだことがあるけれど、カントなど。またニーチェとか、デューイとか。その後にまたフランス現代思想に戻ってきたいかな。
今日はもうこれ以上読めない…。