公教育

僕の知り合いのある先生がいた小学校では、
保護者の人の要求がきっかけで
通常の授業の他に英検対策をしていると聴いたことがある。
きっとそんな勘違いした保護者の馬鹿な要求を聞き入れるような学校だから、
他にも馬鹿な要求を聞き入れているのだろうと思う。


案の定、その先生は過労で倒れて休職しました。
とても優しいお世話になった先輩。
思い出すだけで怒りの気持ちがわいてくる。


(教育の目的)
第一条  教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
(教育の目標)
第二条  教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
一  幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
二  個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
三  正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
四  生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
五  伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。


公立の学校は、
教育基本法の教育の目的や目標、また歴史から考えても
一部の保護者の要求に答える場ではないです。公教育は、サービス業ではない。
何年か前にモンスターペアレンツという言葉が流行りましたが、
勘違いした人たちの要求に右往左往するのはとても有害だと思う。