ジンメル

「高い人間とは、自分より高いものを自分の上に持っている人間にほかならぬ。自分より高いものを自分の上に持たぬという意味で絶対的なのは、ただ低い人間だけである」
ジンメル『愛の断想・日々の断想』清水幾太郎訳、岩波文庫


なるほどね。理想って、
いつも虚構だ。たどり着けない虚構だ。目指すべき虚構だ。



と思ったけど全然違うか。実際に自分より高いから…。
でも虚構なのかもね。
その人間が実際にいても、高い人間をもったと考える人の解釈(虚構)かもしれない。


比べるのは、その人自身で、
比べる主体がなければ、高いも低いもその人の中に存在しない。