フーコー 講義集成12

一日目の2時間目。
「啓蒙とは何か」の一段落。

人間とは何か、未成年とは何か、ふつうひっかからないところで、止まる止まる。
だから面白い。フーコーデリダも超一流の読み手だったのだと思った。


未成年から出るという話。
これは多くの師弟関係の否定に繋がると思う。


師は、生き様や行動、振る舞いで、あり方や生き方、考え方を伝える人のように思う。
師の思想は生成する。昔と今では違うところがあるし、同じところもある。矛盾もある。
言葉をそのまま原理主義的に捉えて追従すれば、不幸になる未来が明確に見える。


師にただ追従するのと、
パレーシアは違う。


フーコーを読んで考えれば、違う師弟関係が見えてくるかもしれない。


師の言説を鵜呑みにする、追従する。
その間に「自分で考える」というプロセスがあるのか、ないのか、それが問題。