- 作者: 斎藤正二
- 出版社/メーカー: 第三文明社
- 発売日: 2010/08/01
- メディア: 単行本
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内容はかなり難しいですが、
アレグザンダーとも繋がって、また面白いです。
牧口の多方興味論(また価値論)のところ。
ヘルバルトの説を修正している牧口常三郎。
32歳で、
世界的にも独創的な思想を表していることに普通に驚きます。
この多方興味論が、
アレグザンダーを理解することにも明確に役に立ちます。
晩年のフーコーを理解することにも役に立ちます。
『推理式読方指導』という戸田先生と他の方との共著があって、そのことについてもこの本で違う章に書かれています(これは『推理式指導読方』の前の本)。三つの論文読んで、現物を読んで、此の本などを通して、その背後にある思想を確認して、何がしたいのか、何を意図しているのか、明確になってきました。
牧口先生みたいに頭脳明晰な人にふれると、本当に明るい部屋に入ったみたいな感覚になります。ぐちゃぐちゃした頭の中に光が差し込んで、整理されていく感じがする。
やっと多方興味論と価値論が明確に脳みその中で繋がりました。何度も読んでいるはずなのですが…。