学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)

学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)

学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)

よかった。『言葉と思考』もゲットする。
内容の一部は、ヘルバルトの理論の現代版(認知科学版)でもあるし、
認知科学的にヘルバルトの理論を裏付けるものでもある。


一定の認知科学の手続きで理論を構築していて、そういう安心感みたいなものがあるかもしれない。



多数の熟達者によると、
独りのたくさんの練習時間も大切だとか(これはインディペンデント・リーディングの実践を後押ししてくれる)、
実践に方向性を与えてくれるような実験やエピソードの紹介がもりだくさんでした。


こういう自然がどうあるかという実験・観察の記述から導けるような方向性は好きかな。


あと興味深かったのは、
キューンの知識観の三段階の発展説。
最終段階は構成主義的な知識観だった。
モンテスキュー、カント、牧口常三郎ヴィゴツキーなどの近代の偉大な知性の人たちは、みんな最終段階の知識観にたっていたと思う。


この人たちの共通するところ。